12月10日(土) 通夜

明けて10日は通夜。

通夜は夕方6時からだが、田舎の朝は早い。8時頃から近所の親戚が手を合わせに来る。嬉しい話だが、出迎える方は準備で大変。食事を取る隙もない。

細々と書き記して来たが、ここに来て記憶が飛んでいる事に気付く。朝から夕方まで、何をしていたのか思い出せない。一番余裕の無かった時間なのだろう。気がつけば夕方5時頃で、弟も戻っている。母と3人で祭壇の横に座って弔問を受ける。近所のおじいちゃん・おばあちゃんたちは正直あまりよく知らないのだが、それでも見覚えのある顔が多く、「良い人だった」「息子さんたちを誇りに思っていた」などの言葉をかけてくれる。

特に胸が熱くなるのは、自分の同級生やその家族が来てくれた時。半年に一度しか帰省しないからご無沙汰なのだが、顔を合わせただけで泣き出してしまう。素直に来てもらえて嬉しいし、この人たちには弱いところを見せても良い、頼っても良い、という安心感があるのだろう。さらには、そういう地元の人たちとの話を続けているときに来る、会社の人たちからの弔電も嬉しかった。自分たちがどれだけ周囲の人たちに支えられて生きているか実感する。

6時からお経を上げてもらう。今夜も蝋燭と線香を絶やさないよう、寝ずの番が続く。さすがに二晩は耐えられないので、今日来た弟と親戚に任せて、自分と母は別室で寝させてもらう。


と・・・思い出した。
朝11時からは葬儀社の人たちが来て祭壇をセッティングし、遺体の処理をし、12時頃納棺。手甲・脚半をつけ、六文銭を懐に入れ、化粧をして旅支度が完了。遺体を棺に遺体を収める。棺は色々種類があって、最初の夜に親戚一同あーでもないこーでもない言ってたのだが、自分が決めた。シンプルな桐の白木の棺。大工だった父に似合うと思ったから。多少安っぽく見えるのかもしれないけど、そういう意味付けがあるのが一番大切だと思う。

相変わらず眠っているだけのような顔に見えたが、棺に収まると段々、本当に死んでしまったのだという実感が湧いてくる。父はもう戻って来なさそうだ。
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by dancex3 | 2005-12-17 23:12 | 臨時ニュース  

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