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4月18日(水) GUN

最近とんと更新してないが、これは書かないわけにはいかない。

伊藤一長長崎市長が暴力団に銃殺された。
本島等前市長が「昭和天皇戦争責任発言」によって
右翼に狙撃されたのに続いて、長崎市長は2人続けて凶弾に倒れたことになる。
「民主主義が脅かされる」「言論の自由が」とかニュースで言ってるが
たぶん理由は全く異なるので、2人とも長崎の市長だったことは偶然と言えるし、
そもそも暴力団でもない一般人が撃たれたことが、根本的に問題だと思う。
同じ長崎市民として、日本人として悔しいし悲しい。
暴力団なのか何なのかよく知らないが、とにかくきちんと取締りをしてほしい。


前後してUSAバージニア工科大学でも銃乱射事件が発生した。
ここで思い起こされるのは当然、「ボウリング・フォー・コロンバイン」の
コロンバイン高校銃乱射事件である。
マイケル・ムーアのドキュメントには非常に考えさせられたのでよく覚えている。

アメリカでは
「武器を持つ権利は犯されてはならない」
とかいう時代錯誤のパイオニア精神が今も立派に生きてるそうで、
「うちの娘は7歳だけど銃が撃てるわ」とか得意げにコメントする母親なんかも映ってた。
なるほど自衛のために武器を持つ権利というのは、100歩譲ってあるのかもしれない。

でも気付いてますか?
こういう銃乱射事件で、誰かが応戦したっていう話は聞いたことないですよ。
そういう時に使われない銃に、意味があるんですか。
自衛したいんだったら肌身離さず持ってたらいいでしょう。
犯人に一発お見舞いしてやろうっていう正義の味方は、いないんですか。
悪い人が使ってて、罪もない人が自衛のためにもってるけど
結局肝心なときに役に立たない銃だったら
どう考えても取り締まったほうが被害が減るんじゃないですか。

あと、世界地図で自分の国の場所もわからないアメリカの人は
きっと知らないと思うから言っておきます。
今でも日本人が忍者とか侍とかやってて
手裏剣とか刀とか振り回してると思ってるかもしれないけど、
100年以上前に廃刀令っていうのがあって、侍はみんな刀を捨てたんですよ。
刀を腰にぶら下げて歩くような野蛮な国では、
民主的な政治をしてる欧米諸国に笑われるって言って。

なんかもうアメリカの銃撃事件は深刻に取り上げるんじゃなくて
「いまどき野蛮な国ですね」
って笑ってあげたほうがいいんじゃないですかね、今後。


ちなみにW杯や五輪の開催地の選考基準に、治安っていう項目は入ってるんですかね。
アメリカは94年にW杯やったしロス五輪もアトランタ五輪もやってるけど
「学校で銃乱射事件が起こるような国に、選手は派遣できません」
って言ってボイコットする国があってもいいんじゃないですか。
個人的には、一度もアメリカ行ったことないけど、
今後も行く気はない。断じて無い。

「でも私は銃所持に反対している」
っていうアメリカ人も、たぶん半分ぐらいいるし
「アメリカ人だって悪い人ばっかりじゃない」
っていう日本人もいるでしょう。
でも33人も学校で殺されるような国ですよ。
そういう状況を改善してから言ってほしい。結果が全てですよね。


あーせーせーした。

by dancex3 | 2007-04-19 00:22 | 臨時ニュース  

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