カテゴリ:臨時ニュース( 50 )

 

12月9日(金) 永眠

翌9日。

昨日同様、報知を買って持って行った。昨日より状態がよく、多少口数も笑顔も増えている。しかし昨夜あまり眠れなかったそうなので、私たちは病室を離れる。時々近くに住む伯父・伯母夫婦が見舞いに訪れる。

ちょうど年末の忙しい時期のため、店の忙しい弟は東京へ戻る。いつどうなるかわからない状況で、とにかく顔を見ておきたい一心で病院へ駆けつけたわけで、一応の目的は達成された。考えたくはないが、臨終に立ち会えないであろうことは十分に理解した上でのとんぼ返りであった。というか、たとえば30分席を外すだけでも、次にはもう会えないかもしれない。それは弟だけでなく、全員が意識しておかないといけないことでもある。

さらに昼食を済ませた後、夕方に病室を2人部屋から個室へ移動。これからお世話になるナースステーションへお菓子の差し入れをするため、近くのスーパーにお茶菓子を買いに出かける。あと下着とか、ストローつきのコップなども購入して戻る。

午後になって寝返りが増える。「座ってみたい」とか言い出したりして、ベッドの脇に座らせたり、背もたれを上げたりしてみる。5時を過ぎると帰宅ラッシュで道が混むので大体4時過ぎには病院を出るのだが、朝と比べると少し調子が悪いらしく、心配なので長めに付き添ってみる。それでも家の掃除や洗濯、食事の準備もしなくてはならないので、母を残して先に帰ることになった。「明日また来るから」と言うと、父は「うん。ありがとう。」と言った。

病院の外は既に渋滞していて、タクシーで山道を飛ばして帰る。夕食の準備をして母の帰りを待つ。ほどなく病院の近くに住む伯母から電話があった。母はまだ帰っていない旨を告げる。さらに1時間。再び伯母から電話があり、まだ戻らないと言うと、伯母は心配だから病院に電話してみるという。すぐに伯母から再び電話。「容態が悪いからすぐ病院に来るように」とのこと。

いつかそういう時が来るのはわかっていたけど・・・今日かよ。

すぐに隣に住む祖母を連れて、病院へ戻る。

病室へ入ると、父はベッドの上で背中を丸めて悶えており、5時で帰った担当医が戻るのを待っていた。かなり苦しそうに喘いでいる。伯母たちも先に着いていた。程なく担当医が到着。母と私が別室に呼び出される。

医師「思っていたよりも病状が深刻です。今日になって小便の出が悪くなり、現在は尿毒症のような状態です。肝臓は痛みがないので、悪くなっても激痛が走るいうことはありませんが、身の置き所の無いような耐え難い苦しさだと言います。これ以上の鎮静剤を打つと楽にはなりますが、弱い人は呼吸・心停止の可能性もあります。しかしいずれにしても、今日明日しかもたないでしょう。ご家族に判断していただかないといけませんが、どうしますか?」

今日か明日。このとき一番に考えたのは「弟が間に合うか」だった。8時。すでに東京の自宅に到着した弟が再び来るためには、今日はもう飛行機がない。明日の朝一で来てもらったとしても病院着は朝10時。微妙なタイミングだ。鎮静剤を打って命を縮める可能性もある。どちらにしても、もって今夜か明日朝。尊厳死について、ELPでやったよな・・・と思い出したりもした。しかし自分(と母)がそんな決断を迫られる事態に身を置くことになってみると、それがどれくらい辛い選択かがよくわかる。急なことだし、どうしてよいかわからない。

結局「楽にしてあげたい」という母の希望に自分も同意し、鎮静剤を打ってもらうことにした。打っても打たなくても、長くはもたないのだ。苦しみは取り除いてあげたい。あとは父の体力頼み。弟はとにかく明朝来るように電話した。

鎮静剤を打っても、父は呼吸も鼓動も止めなかった。強い人だ。多少楽になったようにも見える。投薬を続けながら、しかしどう考えても治る見込みはない状態で、何を言ったらよいのかもわからなないまま、とにかく私と母・祖母は父の手を握り、繰り返し名前を呼び、励ます。覚悟して帰ったと言っても、できれば弟が戻るまで持ち堪えて欲しかった。

苦しそうに呼吸を続けながら、煩わしく感じるのだろう、時々酸素マスクを外そうとする。何か言いたいのかもしれないと思って様子をみるが、そのまま苦しそうに息をしているだけなので、またマスクをつけさせる。そんなことをしばらく繰り返しているうちに、吐血が始まった。喀血ではなくて、呼気と一緒に肺からあふれ出してくるように見える。どす黒い、泡立つ血だ。目を逸らせたくはなかった。最後までしっかり見ていたかった。

しばらくして、父はかっと目を開け、見守る私たちを見回した。ちゃんと目が合ったように思う。それから呼吸が止まり、心臓も止まった。心拍計のアラームが鳴る。「本当にこういう音で鳴るんだ」と思った。「救命病棟24時」に出てくるみたいに。

12月9日午後8時50分。58歳。死因は肝不全。


息子に先立たれ、呆然とする祖母がかわいそうでならない。

葬儀は自宅で行うので、遺体と一緒に葬儀社の車に乗る。無言の帰宅。いつも寝ていた布団に寝かせてあげる。それから葬儀社と通夜・葬儀の予定を詰め、見積もりをお願いする。お寺から住職さんが到着してお経をあげてくれる。それから伯母夫婦と祖母、母と私で線香を絶やさぬよう気をつけながら、父のそばで夜を明かした。
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by dancex3 | 2005-12-16 22:44 | 臨時ニュース  

12月8日(木) 緊急帰省

7日の夜、実家から父が倒れたという電話が入った。

肝臓が悪く、もっても後2ヶ月とのこと。

あまりに突然の話で、まったく実感が湧かなかった。

余命2ヶ月、ではあるが爆弾を抱えているようなものなので、いつ死んでしまってもおかしくない状況らしく、翌8日、兄弟2人朝早くの飛行機で地元へ戻り、病院へ直行。

意識はあって話もできるもののの、顔には黄疸が出ていて肝臓を悪くしているのは一目でわかる。腹部も大きく膨らんでいて、腹水が溜まっているのもわかる。

母の話では、C型肝炎から肝硬変、肝臓癌と進行して、倒れたときにはすでに癌が体中に転移しており、全く手の施しようのない状況。ここまで進行するまでには相当の時間がかかったはずで、数年健康診断を受けていなかったのがマズかった。血液検査をしていれば一発で見抜けたことだし、肝炎の段階で治療をしていれば死に至ることもなかった。「なんで今日まで病院に来なかったのか?」と、救急担当の医師には怒鳴られたらしい。

自覚症状の出にくい臓器だけに、本人も気がつかなかったのかもしれないが、すでに癌は転移しており、体調は非常に悪かったはず。本人も異常は感じていたらしく、市販の鎮痛剤を飲んだりしていたとのこと。それでも病院に行こうとしなかったのは、自分の症状がかなり重いことを何となく感じており、医師の口からそのことを告げられるのが怖かったのだろう。

本人への情報は、当初検査で発覚した肝硬変のみ。
癌・および余命について本人への告知は無し。

顔を合わせたら自分たちは泣き出すのじゃないか、と思っていたがそこは何が押し止めているのか、涙を流すことはなかった。いつも読んでいるスポーツ報知とか、ポカリスエットとか買ってきてあげて、とにかくゆっくり治すように言ってあげる。

余命2ヶ月。
突然のこととはいえ、この日の時点では父の死はまだ先のことと考えてた。
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by dancex3 | 2005-12-16 03:14 | 臨時ニュース  

11月20日(日) 一消費者としてモノ申す。

<湘南新宿ライン>20円高い「幽霊線路」の訳
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051119-00000057-mai-soci

一昨年1年間通勤で使い続けた、湘南新宿ライン。
新宿→渋谷→恵比寿→大崎→西大井→新川崎→横浜
という経路を取り、新宿横浜間を31分で結ぶ超便利な快速電車。

ぶっちゃけ高円寺→東戸塚で860円も払っていたので
大崎→西大井が130円だろーが150円だろーが、
個人的にはなんの影響も及ぼさないのだが・・・

問題の大崎→西大井が貨物路線(130円距離)だから、
人間の運賃は大崎→品川経由→西大井(150円距離)分とする
というのは、まぁわからんでもない。
JR東日本とJR貨物だと会社も違うからいろいろややこしいだろうし、
実際かなり早い
(直だと4分。品川経由すると乗車時間だけで8分。
 品川の乗り換えはコンコースの端から端なのでかなり歩く。)
から、20円ぐらい多めに払ってもいいかな、と思う。

しかし、
渋谷から東急東横線特急に乗ると渋谷→横浜間が27分ということで
乗り換え時間などによっては甲乙つけがたい状況にあり、
JRと東急はお互いに最短時間を競って広告を打っている。

つまり、
JRは貨物路線を使って最短運行時間を可能にし
それをネタに広告まで打って利用客アップに活用しているわけです。

一方で利用客アップ(収入増)に使いながら、
一方では貨物路線だから運賃は品川経由分払わせる(コストダウン)、
っていうのは、社会倫理的に見てどーなのよ???

と、一説ぶってみたが、利用者の方々の反応やいかに。
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by dancex3 | 2005-11-20 18:24 | 臨時ニュース  

11月8日(火) 寄付

世界基金に2900万円=「ホワイトバンド」400万本-売り上げは9億円超
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051108-00000091-jij-soci

さすがに世論に耐えられなかったのか、とうとう寄付しましたね。

PL法と同じで、困ったことが起こったら主催者の責任、だとは思う。
ホワイトバンドの主旨・目的がうまく伝達できていなかったのは
彼らに責任があるでしょう、やっぱり。
たしかに「赤い羽根みたいなもんでしょ?」って、言ってる人いたもん。

でも前にも書いたとおり、
個人的にはこれが単なる募金じゃないから賛同したので、
それもわからず買ってた人には「アホか」と言いたい。申し訳ないけど。

ただのファッションとして買ってた人も多いと思うのだが、
そういう人たちは文句も言わないでしょう。主旨とか関係ないから。
文句を言ってるのは勝手に勘違いした人たち、のはず。
つまり、日ごろから慈善活動には参加したいと思ってて、
そういうニオイのするものなら深く考えずにお金を出してしまう人、
ってことよね。
そんなんで世界貢献できるのか?もっとちゃんと考えましょう。
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by dancex3 | 2005-11-09 00:19 | 臨時ニュース  

11月7日(月) 投資

KABUはじめました。
嘘。まだ口座開設の書類を請求しただけ。

何となく世の中景気が良くなってきた感じがしていたのだが、
新聞取ってないし、主要なニュース源がYahoo!トピックスなので
芸能&スポーツ中心の生活をしており・・・
具体的にどのくらい株価が上昇してるのか、全く意識してなかった。

すごいのね。ここ3ヶ月ぐらいで1.5倍増?ぐらい。
倍になってる株もある。いわゆるプチバブルらしい。
上がってるのはインフラ関係、銀行、かな。
東京山手線付近はもうここ5年ぐらい建築ラッシュが続いていて
建築業界の株価が上がってきたのが以上に遅かったぐらいの印象。
そういう実感ベースで感じていることに投資すればいいわけよね。
年収二割増ぐらいになるといいなー、ぐらいで始めようかと思います。
(甘いのか?堅いのか?それすらよくわからん。)

ちなみに会社の同期は月給より稼いでたり、
スタバに投資して楽しくコーヒー飲んでたりします。

しかし「12月はボーナス出て、ぽっと出の個人投資が増える」。
ま、自然な心理なわけで一時的に年末急上昇が見込まれるが
危険な時期とも言える、とは上司の言。なるほど。

せっかく毎日ネット見てるんだし、
その分の時間を生かして頑張ります。
パチンコやるよりいいよね。
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by dancex3 | 2005-11-09 00:01 | 臨時ニュース  

10月24日(月) ユーモア

生協の白石さんに感謝状
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051024-00000088-mai-soci

がんばれ!生協の白石さん ブログ
http://shiraishi.seesaa.net/

こういう静かなネタを放てる人は本当に尊敬します。
実在してるっていうからスゴイ。

単行本買ってしまいそうだ。。。
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by dancex3 | 2005-10-24 23:56 | 臨時ニュース  

8月23日(火) そういう年頃

それでは次のニュース。

民主擁立の中山知意氏が出馬表明 衆院選高知3区
http://www.kochinews.co.jp/senkyo/050818syugi03.htm

政治には全然興味ないけど、これにはまじで驚いた。
つーかびっくりしすぎて笑っちゃったよ最初。
なぜなら、

同期だから。大学の。

ちゃんと覚えてるよ。懐かしい顔だ。
http://www.tomoi.info/index.php

衆議院議員立候補資格は満25歳以上。
全く意識しないうちに27歳になっちゃったなぁ。

もう無条件でとにかく頑張っていただきたい。
今年は選挙中継見ようかな。。。投票は行かないと思うけど。
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by dancex3 | 2005-08-23 23:05 | 臨時ニュース  

8月15日(月) 雷雨

昨日から予報されていた通りに、夜になって凄まじい雷雨が襲う。
雷があまりにもすごいので、
部屋の電気を落とし、カーテンを開けて鑑賞することにする。

稲妻を見ながら、小さいランプだけ点けて
塩野七生氏の『チェーザレ・ボルジア あるいは優雅なる冷酷』
を読む。
日本の夏には、こういう楽しみ方もあるらしい。

弟が(初登場。)
貸してあった『ノルウェイの森』(日本語版)を読み終わったらしく、先ほど返しに来た。
「こっちの頭がおかしくなりそうだ」だと。まぁ、そうかもしれん。
しかし自分とは対照的にほとんど小説を読まない弟がいきなり指名で
「村上春樹の小説を貸してくれ」とはどういう心境の変化なのか。

でも他のも読みたいらしく
「風の歌を聴け」「1973年のピンボール」「羊をめぐる冒険」
「ダンス・ダンス・ダンス」の四部作を貸しといた。反応やいかに。
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by dancex3 | 2005-08-16 00:49 | 臨時ニュース  

8月8日(月) カリブの星

『ブエナ・ビスタ・ソシアルクラブ』のイブライム・フェレール氏死去。78歳。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050808-00000022-jij-ent

昔映画を見て、それからアルバムを買った。
キューバの強烈な、しかしカラリとした陽射し。
陽射しそのものはもちろん見えないんだけど、
照らし出される街の壁も道も海も、色素を抜かれたように白い光を放っており
じいさん&ばあさん達はチョー渋くてかっこよく。
「キューバ、行ってみてー」って思ってた。
ハバナは『ゴッド・ファーザーPartⅢ』にも出てくるな、そういえば。
あの画はなかなか忘れられないし、そんな光景を思い浮かべながら聞くアルバムの
軽やかかつ奥深い味のある音はこんな夏の暑い日にピッタリです。

巨星堕つ、なんだけど、アルバム聞いてるとなんだか重々しい感じはふさわしくない。
踊って見送り、つー感じですね。Adios。
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by dancex3 | 2005-08-09 00:15 | 臨時ニュース  

8月6日(土) 苦節20年

臨時ニュースをお伝えします。

TBS「世界ふしぎ発見!」で、野々村真氏がパーフェクトを達成!おめでとー!
パーフェクトは初めてらしい。泣いてたよ。

昔から好きな番組だったのに演出が変わって見なくなっていたのだが、
今日は仕事から帰ってたまたまテレビつけたら、そういうことで。
歴史的瞬間に立ち会うことができて、うーむ。こちらとしても感無量。
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by dancex3 | 2005-08-07 01:56 | 臨時ニュース