1月11日(水) ウブメの夏
京極夏彦『姑獲鳥の夏』読了。
20ヶ月経っても出産せず妊娠したままの女性と、
それを取り巻く一族を扱ったミステリー。
京極夏彦という名前はすっごい昔から本屋さんで見かけてた気がして
結構昔からある小説なんだろうと勝手に思っていたのに
実は1994年出版で、これがデビュー作。
まだ10年かそこらだから、若手作家なんですね。意外だった。
http://www.osawa-office.co.jp/
作者のペンネームと作品のタイトルからして
時代物オカルトのニオイがぷんぷんする。
なんとなくとっつきにくい本に見えるので
それが良い特徴ではあるけど、逆に読者を狭めているのかもしれません。
でも中身は認識論とか、民俗学とか、そういう視点を中心に描いてあって
イメージとはちょっと違っていた。とても新鮮で、興味深く読ませていただいた。
もちろんストーリーも面白いし、京極作品はしばらく続けて読む予感。
ホラー映画が大丈夫な方はぜひ。オススメです。
20ヶ月経っても出産せず妊娠したままの女性と、
それを取り巻く一族を扱ったミステリー。
京極夏彦という名前はすっごい昔から本屋さんで見かけてた気がして
結構昔からある小説なんだろうと勝手に思っていたのに
実は1994年出版で、これがデビュー作。
まだ10年かそこらだから、若手作家なんですね。意外だった。
http://www.osawa-office.co.jp/
作者のペンネームと作品のタイトルからして
時代物オカルトのニオイがぷんぷんする。
なんとなくとっつきにくい本に見えるので
それが良い特徴ではあるけど、逆に読者を狭めているのかもしれません。
でも中身は認識論とか、民俗学とか、そういう視点を中心に描いてあって
イメージとはちょっと違っていた。とても新鮮で、興味深く読ませていただいた。
もちろんストーリーも面白いし、京極作品はしばらく続けて読む予感。
ホラー映画が大丈夫な方はぜひ。オススメです。
by dancex3 | 2006-01-12 00:52 | 名もなき詩